「え?だって新政との約束は?」


「だ、大丈夫!ちょっと遅れるみたいだから…もう少し。」



皆は笑顔で頷くと、那己くんが持ってきたおもしろいゲームで遊んだ。





――――――――……






どれくらい経っただろう。


外はもう真っ暗で、さっきまで遊んでいた子供達の声もしなくなっていた。



ミネちゃん達は罰ゲームに疲れて、いつの間にかジュースのペットボトルも空になっている。







「…もう10時かぁ…。」


あれからだいぶたったけど…新政くんからの連絡はない。





「お市さん、ウチそろそろ門限なので…」


「え?里子ちゃん帰っちゃうの?」


「僕も寮に帰らないと。」



里子ちゃんと那己くんは時間のため、帰っていってしまった。