冷静な視線とぶつ かった。あたしと 彼女は、鏡に映し たようにそっくり の笑顔を見せあい 、互いにベッドを おりた。話しがで きそうなのはお互 いだけだと、ピン ときた。顔を寄せ あう。 「ここがどこかわ かる?」 「いいえ」 あたしは首をふる 。落ち着いていた アイスブルーの瞳 が、不安げに揺れ る。 「あたしはななみ よ。あなたは?」