空気が冷たい。

目を開けると、愛しい胸が呼吸している。

額を擦り付けて、一つ息をする。

「起きたか?」
「起きてない」
「寒いな。」
「あなたが居るから
寒くない」

あたしの言葉に、友之が笑う。

触れる素肌が心地好い。