「では俺はこれで失礼する。こんな茶番は終わりだ」
大臣を睨むと、ゼロは歩き出す
ゼロが会場を出ると、会場内はざわめき出す
それを無視してゼロは歩き、自分の部屋に戻ろうとすると、リュリュカによって足を止められた
「待って魔王!どうして私があなたの妃にならなきゃいけないの!?」
「なんだ。俺の妃になれるのだぞ?もっと嬉しそうにしたらどうだ?」
「ふざけないで。ちゃんと答えてください」
「……うるさいな。あんな貴族の娘と結婚するよりはお前と結婚した方がマシだからに決まっているだろう」
「そんな気持ちで結婚するの?そんなの哀しすぎるわ。あなたはそれでいいの?愛する人と結婚したくないの?」
「……言いたいことはそれだけか?」