「陛下、終わりました」

「そうか。ならこいつにあうサイズのドレスを城にあるだけ持って来い。いいな?」


「かしこまりました」


頭を下げると、メイドはすぐに部屋を出て行ってしまった


「……いつまでそこにいるつもりだ?座れ」


ゼロは向かい側にあるソファーを指差す


リュリュカは警戒しながらも、ゼロの言うとおりにソファーに腰掛けた


「宴以外なら質問に答えてやってもいいぞ」


「……なら一つだけ聞かせて。あなた、もしかして魔王なの?」


「そうだ。俺はこの悪魔界の魔王、ゼロ」