「許す許さないはどうでもいい。ただお前が名を言えば良いだけのこと。どうする?お前の言葉一つで友人が助かるぞ?」
楽しそうにそう言うと、ゼロはリュリュカの唇に指を当てた
早く言えと言わんばかりに唇に触れるゼロに、リュリュカは顔を背けて名を明かした
「リュリュカよ。私の名前はリュリュカ・ハーネス」
悔しい。なにも出来ない自分が悔しくて仕方ない
「リュリュカと言うのか」
「言ったんだから友達は助けてあげて」
「それは無理な相談だな」
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