「どうするつもりもないが?どうした、何かされたいのか?」


「そんなことある訳ないでしょ!離して!」


ゼロを退けようとするが、力がでない


腕が痺れた感じがして、上手く手も動かせない


「天使の分際で俺に逆らうか。本当、面白いやつだな。お前、名はなんて言うんだ?」


「悪魔に言う名前なんてないわ」


「ほぉう。ならお前の友人を殺したら言う気になるか?」


「ヴァイオレット……!彼女は今どこにいるの?彼女に何かしたら許さないから!」


力がでない分、精一杯睨みをきかすが、ゼロは笑ってリュリュカを見下ろす