「これは御守り。がんばって」


「……ありがとう」


リュリュカは紫色のチョーカーを優しく指で撫でる


「私の名前はヴァイオレット。もし天界に帰れたら、これを両親に渡してほしいの」


「わかったわ。絶対に帰ってみせるわ」


ヴァイオレットの手を取るリュリュカ


「私の名前はリュリュカ。必ずこのチョーカーをあなたの両親に渡します」


こうしてリュリュカは天界に何があっても絶対に帰ると誓ったのだ