頼もしいんだけどなぁ 「大丈夫かなぁ」 ケインは首をかいてぽつりと呟く リュリュカは小さい頃から、しっかりしているようでどこか抜けている 大丈夫か? 仕事を頼んだのは自分だが、リュリュカが気がかりでしょうがない 「さっさと自分の仕事を片付けてリュリュカの様子を見に行くか……」 自分の言葉に頷くと、リュリュカがしていた仕事を持つと、静かに書庫を出て行ってしまった