「俺は答えた次はシェゾの番だ」


「そうだったね。じつはね、リュリュカは悪魔界では大人気なんだ」


「どういうことだ?」


「つまり、多くの悪魔から狙われてるんだよ。君が与えた加護の所為かは分からないけど、彼女からは悪魔を惑わす香りを強く放っている。その所為で彼女、大人気だよ」

「なっ!」


ゾッとした


血の気が引き、神はふらりと後ろに倒れかける


それを内官がすかさず受け止めた


「リュリュカ…………」


「気を確かにお持ちください!大丈夫ですから!」


内官は神を宥めるものの、神は不安で仕方なかった