「それよりリュリュカはどうなんだ?無事か?怪我は?」
「大丈夫だよ。君の加護のおかげで堕天すらしてないし、元気だ。しかし……」
「しかしなんだ。どこか悪いのか?」
焦りを露わにしてシェゾに問いかける
そんな神の姿をシェゾは愉快そうに見た
「気になるか?」
「教えてくれ!この通りだ」
神は頭を深く下げ、シェゾに請う
「神様なりません!敵に頭を下げるなど言語道断です!」
内官は神に駆け寄り、頭を上げさせようとした
しかし神は頭を下げ続けた
「いいのだ内官。リュリュカの身の安全が一番だ」
「神様……」
内官は神の言葉を聞き、止めたい気持ちを必死になって押さえ込む
そして神と共に頭を下げた