「一体何の話だ」
「あぁごめんね。ルカにはわからないよね。それでね、ルカ。この羽根の持ち主のこと知ってる?名前はね、リュリュカ・ハーネス」
「リュリュカ!?」
シェゾが言い掛けている途中に、神は目の前にいる悪魔が告げた名前に酷く反応した
神は格子を掴んでシェゾに食いかかる
その反応にシェゾは目を細めて神を見る
「やっぱり君と深い関わりがあるみたいだね」
「それはどういう意味だ」
「この羽根から君と思わしき力が発せられていた。普通天使はそんな力を発しない。ならなぜ?答えは簡単だ。君があの子に神の加護を与えたから」
違うかい?そうシェゾは目で訴える
神は目を逸らし
「確かに俺はあの子に加護を与えた」
そう告げたのだった