「久しぶりだなシェゾ。できれば一生会いたくなかったよ」


「久しぶりだねルカ。すごく会いたかったよ」


悪魔、シェゾは椅子から立ち上がり、格子を掴んで神へと少しでも近づいた


「魔王が天界に入るのはルール違反じゃないのか?」


「そうだっけ?でも安心してよ。僕はもう魔王じゃない。息子が継いだよ」


「お前に息子?そいつは哀れだな」


「君はまだ独身かい?」

皮肉を言い合い、静かに睨み合う


そして神は本題に入る


「で、何しに来た」


「言っただろう?君に会いたかったんだよ」


そうシェゾがいうと、内ポケットから白い羽根を一枚取り出した


「本当はこの羽根の持ち主に聞きたかったんだけどさ、陛下がご立腹で部屋から出る事も、会いにいく事も出来なくて」