今の言葉に完全に引いたリュリュカは、さらに警戒心を強くする
「それで、何のご用ですか?」
「うん?あぁ、君に言いたい事があってね。合っているか確認してほしいんだ」
「確認?」
「あぁ。……これ、何か分かるよね?」
内ポケットから取り出されたそれは、数日前にシェゾに引き抜かれた自分の羽根だった
「君の羽根から面白いことがわかったんだ」
シェゾはニヤリと笑うと、リュリュカに耳打ちをした
「君は神の恋人か何かかな?そうじゃなくても神とは深い関わりがあるんじゃない?」
「!!」
そう囁くシェゾにリュリュカは耳を疑った
神様の事は誰にも話してない
なのになんで?
驚き、焦りを見せるリュリュカ
「君の羽根から今まで見たことが無いとても強い、清らかすぎる光が発せられていた。今は悪魔界にいる所為で力を失いつつあるけど、それでも強い方だ」
「それが……神様とどういった関係が?」
リュリュカは紅茶を飲んで落ち着きを取り戻す
相手にこれ以上知られてはいけない
そしてそれがシェゾのような危険な男には……