「確かに興味がないと言った。だが……気に入らない」


そう唸るように言うと、ゼロは吸い込まれるようにリュリュカに荒く口づけくる


「んっ!!嫌……だ、め……」

リュリュカは初めての荒々しいキスに翻弄されて、何も出来ないでいた


いや、抵抗しなかったのだ…――


嫌だと口で言ってはいるが、実際はゼロからのキスは不快に感じなかったのだ


どうして…?


今感じている感情がいったい何なのか困惑していると、耳元で甘い声が響いてきた


「どうした?そんなによかったか?」


互いの唇が離れ、ゼロはリュリュカの唇をなぞりながらそう訊ねてくる


リュリュカは止んでしまったキスに名残おしくも思いながら、全力でゼロの問いかけを否定する


「そ、そんなことあ、ありませんっ!!」


「そうか?今のお前の顔、明らかに物足りなさそうにしていたぞ」


「なっ!!」


羞恥でリュリュカの顔が赤くなると、再びゼロはリュリュカの耳元で囁いてきた