「陛下ぁ酒取ってきたぜぇ!……あれ?王妃様なんでここに?てかなんでベールをつけてないんだよ!」
ボトルを手に陽気なゾノだったが、部屋の異様な匂いに鼻を押さえて数歩後ずさる
「ゾノさん?」
「く、来るな!これ以上来たらさすがの俺でもヤバい」
「あの!それはどういう意味なんですか?私はどこかおかしいんですか?」
リュリュカは興奮気味に近づくと、ゾノは手を前に出してリュリュカの動きを止めた
「待て待て。本当にヤバいから!だからもっと奥に行ってくれ!」
「は、はいっ!」
ゾノの焦りの表情にリュリュカは戸惑いながらも部屋の奥に行った
そしてゼロの椅子の後ろに隠れるように立った