「おはよ」「はよー」


「ハジメおはよう」


「ういっす」


俺の悪友


ショウタ。




「ねえねえ!!知ってる?」


こいつはショウタの彼女のユウ。


「んだよ」


「あのねっ!!


あたし怖い話聞いたのっ!!」


「ふーん。興味なし」


俺は冷たく言い放った。


「ちょっと!!


ちゃんと聞いてよっ!!


あのね「席につけよ」


丁度、先生が入ってきた。


「その話はまた後でな?」


ショウタがなだめて


やっと席に座った。


放課後。


俺はまっすぐ家に帰った。


「あれ・・・?」


いつも歩いている道に


違和感を感じた。


今日の朝まで


荒地だったところに


街が出来ている。



「どうなってんだ?」


その街は俺が夢に見た街に


どこか似ていた。


恐る恐る街へと


足を踏み入れた。