「わたしの名前?


本城ユイよ」


と微笑んだ。


「ユイさん・・・。」


可愛い名前だ。


「ジャスミンティー


煎れて来るね」


いつものように


ユイさんがそう言って


部屋を出て行った。


本城ユイさん。


将来は


仮谷ユイさんになるのかぁ・・・





くだらない妄想を


繰り広げている時だった。


ズキンッ!!!!!


この前よりも


はるかに超える程の


痛みが頭に走った。


「う・・・。」