「まただ・・・。」


最近頻繁に


この白い世界へ


来るようになった。


今日はめずらしく


屋敷が建っていた。


「こんにちは」


声を掛けて入ったが


誰もいなかった。


「おじゃまします」


俺は入るなり一度も


行った事が無い二階へと


向かった


長い廊下には


たくさんの絵が


飾ってあった。


「あれ?」


最後から2番目に


飾ってある絵をよく見ると


あの女の人の


笑顔の顔だった。


「やっぱり綺麗だなぁ・・・」


しばらくの間見入っていたが


その横に飾ってある絵に


目がいった。


「え・・・?」