「入って?」


「おっおじゃまします」


ズキンッ!!!!!!


屋敷に入る前


すごい頭痛が襲って来た。


「いっ・・・」


何かの記憶が・・・・・・


「大丈夫ですか?」


(心配は掛けられない・・・。)


「大丈夫です」


俺は


近くにあったソファに


腰を掛けた。


「さっきのは何だったんだ・・・」


屋敷の中はどこかの


高級ホテルみたいだった。


「ジャスミンティー


温まりますよ」


また足音も無く


突然現れた。


「はぁ・・・。


ありがとうございます」


女の人の手は


この街と同じように


真っ白だった。


「このスコーンと


相性がいいんですよ?」


ニコっと女の人は笑った。


(可愛い・・・。)


俺はどうやら


この女の人の事が


好きになった


みたいだった。