「陽菜は頑張ってる。絶対悪くないよ?早く…笑顔の陽菜に戻ってほしいな。」 蛍は優しい口調で言い、ハンカチを渡して教室を出て行った。 これも蛍の優しさ。 自分だけの教室。 想いきり泣いていいと言うように1人にしてくれる。 大和との幸せな思い出。 その時のカケラも無い今の大和の態度。 「どうしたらいいのぉ…?」 私の頭はパンク状態だった。