「あの時会えたおかげで、今まで知らなかった相原の性格が解ったり。
 あの部屋にきてくれてる度、癒されてるし、元気をもらってるからな!」




先生は椅子に座ってうつむく私に目の高さを合わせるようにしゃがんで言った。



私はこの優しい言葉に甘えるように胸のモヤモヤをぶつけた。



「それは…みんなにも思ってること?部活の子にも?」



「う~ん…そうだな。部員達はずっと指導してきたし、俺にいろんな気持ちも与えてくれる。
確かに、この学校の人たちと会えたことは運命だと思ってるよ。」



覚悟していたつもりなのに
やっぱり本人の口から言われると辛い。


「でもな…相原はまた違った感じ。上手くは言えないんだけど。」
 


「ぇ!?…どういうこと?」  
続く言葉に驚いて声が裏返った。


一拍おいて返事が返ってきた。





「うん。



相原の笑顔は…俺を幸せな気持ちにするんだよね。




だからもし俺が笑顔にさせてあげられたなら、いい関係なのかな-って思いながら一緒に居る」








夢のような今。



ってか夢…?



ほっぺつねる。



…痛い…




……。





え~~~~~~~~~!!!!!!