欲張りなんだ。あたし。



これ以上先生と深く関わっちゃいけないんだ。





自分に言い聞かせる。




その時…



先生の口から



期待しちゃうような言葉が出てきた。







「これも運命…ってやつかな?」



って。





ゆっくり頭を上げると優しい笑顔の先生がいる。




夢じゃない。





   『運命』





どういう運命なんだろう。



もしかしたら…



頑張れば…



もっと素敵な未来に繋がるかもしれない。



この人の笑顔を独り占め出来るかもしれない。





ううん…




独り占めしたい。