それからの事は
覚えていない。


思い出したくもない……。


気がついたらベッド。
そこには大和の姿は無かった。

重い体をゆっくりと起こし服を着ていく。


ふと机を見ると一枚のメモ書き。


「またおいでよ」

と……。



吐き気がする。

コートを羽織り足早に大和の家を飛び出した。