10分後
大和の家に到着。


両親は出掛けているらしい。
久しぶりに入った大和の家を目に焼き付ける様にジックリ見ていった。


二階の大和の部屋。

懐かしい匂いがする…。

「なにぼおっと突っ立ってんの?(笑)はい、コート貸して。」

大和は笑いながら、私からコートを受け取るとハンガーに掛けてくれた。


「ちょい待ち!飲み物取ってくる。」

私の頭をポンと軽く叩いてから階段を降りてった。



やばい……顔がニヤける。

どうして大和が優しいの!?


やっぱり好きだぁ〜!


予想外の大和の行動に気持ちが舞い上がっていた。