私は不思議なくらい、素直な感情を先生に見せていた。

「私…怖くて仕方無いの。



 …大和を失うのが怖い。



でも分かってる。



これは、好きって感情じゃないんだよね。」


その言葉に先生は姿勢を正し、口を開いた。