だけど…

「相原…?」

やっぱり気づかれたよね。


近付いて来る足音。



先生…顔は見ないで!



「先生も大変だね!こんな時間まで居て見回りなんて。」


必死で話を持ちかけた。


近付く足音が止んだ。


「まぁ…そだな。でも、全然苦じゃないんだ。」


「うそだぁ〜。絶対面倒って思ってるでしょ?!」



先生は私の茶化し文句に、ゆっくりと話しをしだした。