美姫は目を閉じた。


どうしよう・・・。


何で誰も来てくれないの?


このまま死んじゃったらどうなるの?


それでもー、


美姫は目を見開いた。


ここで死ぬわけにはいかない!


美姫は全身に力を込めた。


すると奇跡的に右手が歩道橋の端に届いた。


全身から汗が噴き出す。


支えが出来たので左手で柱を掴む。