大学に着いた美姫は、早速そのいきさつを私に話してくれた。


「土屋美姫のこと狙ってたからね。でも、殴らなくても良かったのに・・・」


「私、殴ろうとなんてしてない!」


美姫は必死に否定した。


「だって、実際土屋にアッパーかましたんでしょう?」


「それはそうだけど、全然意識は無かったの」


美姫は困った様子だった。


「何であんなことしたんだろう・・・」


「でも、土屋ヤバそうな感じだったんでしょ。良かったじゃん、何かされる前に攻撃して」


「悪いことしちゃったな・・・」


美姫は反省している様子だった。