「学部は?」


「経済学部だよ」


「同じだ!」


私は興奮した。


「じゃあ、これから一緒に通えるね」


「そうだね」


美姫はフフッと笑って答えた。


「恵ちゃんは兄弟いる?」


「ううん。一人っ子だよ」


「同じだ~」


「私達って共通点多くない!?」


「そうだね」


美姫はあまり口数は多くない方だった。