翌週の火曜日も二人はイングリッシュガーデンで会っていた。
この頃には毎日メールもやり取りするようになっていた。
美姫は喫茶店で英王に話を聞いて分かってはいたものの、寂しさを感じていた。
もし、もしも英王と付き合えたとしても、来年には彼はアメリカに行ってしまう。
「美姫ちゃんは、」
「えっ」
考えごとをしていたから反応が遅れた。
「夢とかある?」
「夢?」
経済学部の卒業生は一般企業に就職するか、最近はSEになる人も多かった。
でも、自分は“お嫁さん”になることしか思い浮かばない。
私は自分でも慎重で建設的な性格だと思う。
なのに何で全然他の夢が浮かばないんだろうー?
この頃には毎日メールもやり取りするようになっていた。
美姫は喫茶店で英王に話を聞いて分かってはいたものの、寂しさを感じていた。
もし、もしも英王と付き合えたとしても、来年には彼はアメリカに行ってしまう。
「美姫ちゃんは、」
「えっ」
考えごとをしていたから反応が遅れた。
「夢とかある?」
「夢?」
経済学部の卒業生は一般企業に就職するか、最近はSEになる人も多かった。
でも、自分は“お嫁さん”になることしか思い浮かばない。
私は自分でも慎重で建設的な性格だと思う。
なのに何で全然他の夢が浮かばないんだろうー?