「それじゃ」


「それじゃ、また大学で」


そう言って二人はその場で別れた。


美姫は英王にメアドを聞きたかったけど、聞くことは出来なかった。


それでもイングリッシュガーデンに行けばまた会えるので、今度聞こうと思った。


美姫は初めて英王に膝枕をした時のこと、


今こうして話してみてカンジが良かったことを考えていた。


笑顔の優しい人ー。


美姫は英王の姿が見えなくなるまで、ずっと見送っていた。