5限目が終わって私は隣の席の美姫に、
「美姫帰ろ」
と声をかけた。
美姫はこっちを見て、
「ゴメン、今日はちょっと用事があるんだ」
と言った。
私はすぐに察しがついた。
またあの男に会いに行くつもりなのだろう。
「へぇ~、何の用事?」
つい意地悪く聞いてしまった。
「金融論のレポートで分かんないとこあるから、高橋教授に聞きに行くんだ」
「そっか。じゃあ今日は先帰るね。また明日」
「また明日」
「美姫帰ろ」
と声をかけた。
美姫はこっちを見て、
「ゴメン、今日はちょっと用事があるんだ」
と言った。
私はすぐに察しがついた。
またあの男に会いに行くつもりなのだろう。
「へぇ~、何の用事?」
つい意地悪く聞いてしまった。
「金融論のレポートで分かんないとこあるから、高橋教授に聞きに行くんだ」
「そっか。じゃあ今日は先帰るね。また明日」
「また明日」