今日も私は残業だった。


私はこの会社に入ってからプログラミングを学んだ。


大学でプログラミングを勉強していた者は少なく、ここで一から学ぶ者が殆どだった。


最近どんどん視力が落ちてきたようだ。


私は目の間を押さえた。


そしてまたパソコンに向き直ると、黒い画面に見覚えの無い文字列が並んでいた。


「MEGU HE OGENKIDESUKA?」


プログラミングは全てアルファベット表記なので、このような形で書いてあった。


もしかして、美姫ー?


そう、私の記憶は何故か消されなかった。


だから美姫やタイリンのことはありありと覚えている。


美姫からの手紙を日本語で書くとこうだった。