「リオは目と鼻と顔の形が姫にソックリだね。あんなに可愛い子を産んでくれて本当にありがとう!」


「でも、リオを産んだのには目的があるの」


「それも博士から聞いた。それでもオレ達の子供に変わりないじゃないか」


「・・・王ちゃん」


美姫は涙が止まらなかった。


本当は英王に会いたくてたまらなかった。


9ヶ月一度も会わずにスカイプだけで我慢した。


過去から戻って、もう二度と英王には会えないと思っていた。


それなのに一番会いたかった英王が今、目の前にいるー。


英王は美姫を抱きしめた。


美姫も笑って英王を抱きしめ返した。