美姫は責任を感じていた。


確かにファイファの言う通りだ。


私が王ちゃんへのクリスマスプレゼントを買いに行かなければ、タイリンは負傷せずに済んだ。


タイリンは所々皮膚が剥がれ、肉が見える状態になっている。


美姫はそれを見る度に胸を痛めていた。


戦闘は引き続きファイファとリッケン、ニースとルミナイが担当してくれた。


リッケン、ニース、ルミナイも美姫が戻って来てとても喜んでくれた。


自分も戦闘に参加したいのはやまやまだが、もうすぐリオが生まれるし、生まれてからも子育てがあるので、あと1年は無理かもしれないと考えていた。


「毎日お見舞いか、感心だな」


博士が美姫に気付いてやって来た。