ファイファは黒髪で髪を一つに束ねていた。


濡れたタイリンを抱きかかえると光の柱に向かった。


和久もそれに続く。


美姫も二人に続いてそこに向かった。


どうやらあの光の柱がタイムトラベルを可能にしているようだった。


私は、ただただ目の前の光景が信じられなかった。


美姫には心配なことがあった。


それはやはり英王のことだった。


人型ロボットは英王ソックリに作られていた。


ということは、ロボット達は既に英王のことや英王の住まいまで把握しているのではないだろうか。