その人物はよく見るとネイビーブルーのコスチュームを着ていた。


「トーリ、あなたは自分の軽率な行動により仲間を傷付けた」


「ファイファ・・・」


美姫とファイファと呼ばれた女の人は見つめ合った。


「タイムリミットだ。未来に戻る」


「分かったわ」


本当のタイムリミットは24時だが、事態が事態なので仕方ないだろう。


「ねぇ、タイリンは生きてるの!?」


私は光の柱に向かおうとしている美姫に聞いた。


「ええ。体幹の50%はやられてるけど、生きている。私のせいで・・・」


美姫は悲しそうに目を伏せた。