その時、雪の中から美姫が現れた。


辛そうに肩で息をしている。


「めぐ!お父さん!」


「美姫!今までどこに行っていたの!?」


「王ちゃんにクリスマスプレゼントを買った後、ロボットに捕まって・・・。どうしてこんな所に!?」


「博士がここに美姫のチップの反応があるって。そしたら突然工場が爆発して・・・」


「その情報はロボットによって作られたもの。私は今博士からみんながここにいるって聞いたから来たの」


美姫のチップは現在復旧していた。


「タイリンは!?」


「私達を救う為に炎に包まれて海に・・・」


私は座り込んだまま、横にある海を見た。