雪は夜になるにつれ激しくなってきた。


１６時を過ぎたのだろうか、日が落ちてきた。


美姫のチップが復旧したらしく、博士からタイリンに連絡が入った。


それまでも東京中を走り回って、ロボットのこともあり美姫のことがとても心配だったのでホッとした。


今美姫は、東京湾沿いの工業地帯にいるらしい。


何故、何の為にそんな場所にー？


ロボットに捕まっている可能性も高いので、私達は急いで東京湾に向かった。


「あいつ、心配させやがって･･･」


タイリンは怒っていた。


ここにいる誰よりも美姫のことが心配なのだろう。




だが、それはロボット達の罠だったー。