美姫はマンションへと急いだ。


ロボット達が美姫の居場所を探知していたからだ。


美姫は私達を心配していた。


ロボットに先回りされている恐れはあったけど、行かないわけにはいかなかった。


チップも博士から連絡が無い所を見ると、まだ復旧していないらしい。




美姫の体調も以前回復していなかった。


息をゼイゼイしながらもやっとのことでマンションに辿り着いた。


鍵はバッグの中でロボットの所に置いてきたので、素手でドアを壊して入った。


そこには私達の姿は無かった。


美姫は念の為に私の家の呼び鈴も鳴らしたけど、不在だった。