私のせいだと思った。


みんなも美姫が出て行ってしまった後、とても反省していた。


「姫のあんな顔初めて見たね」


「うん」


「いつもニコニコして優しかったのに、あんなに傷付けちゃった・・・」


「悪いことしたね」


「謝らないと」


私はみんなで行くのは逆効果だと言い、私が代表して美姫に謝ることを提案した。


美姫の行く場所に心当たりがあったー。




美姫は講義棟の前にあるイングリッシュガーデンの中で一人泣いていた。


4月で外はまだ肌寒い。


ここは美姫のお気に入りの場所だった。


自慢のバラはまだ時期が早く、咲いていなかった。