二つのDNAが融合することで化学反応が起こり、新たな能力が生まれると考えられていた。


博士がこんなに新たな能力にこだわっているのには理由があった。


それはロボットの数が膨大だということ。


そしてロボットは人間と違い、体の部品が交換可能だということ。


しかも長命で、今現在も大量生産されていた。


一方、人間側のヒューマノイドは博士を除いて6体しかなく、体は人間よりは頑丈だけど寿命は変わらなかった。


延ばすことも出来たけど、博士が人間の尊厳の為にそうしなかった。


これから新たに作られても12体。


そして能力が以前と変わらなければ、ロボットを大量に倒すことは出来ない。


ヒューマノイドには、ロボットを大量に破壊することが可能な特殊能力が求められていた。