「ねぇ、美姫の目からの情報が未来でも見れるなら、美姫と英王先輩がエッチしてる所も見れたの?」


「バカか、お前は!」


タイリンが怒って言った。


「それはプライバシーの観点から博士しか見れないようになっている。見れたってそんなもん見たくもねぇ」


タイリンは華奢で柔らかい外見とは裏腹に男らしい性格をしていると思った。


「美姫はどうして未来から英王先輩に会いにやって来たんだろう?リオのことも何か関係しているの?」


「それも家に着いたらまとめて話してやる」


タイリンは急ぎ足で歩いた。


「ねぇ」


「あ?」


「美姫、俺様は苦手だって言ってたよ」


「あーそーかい」