タイリンは自分の頭を指差した。


「オレ達は頭の中にチップが埋め込まれている。それで目からの情報を未来でも見ることが出来るんだ」


「ということは・・・」


私は恐る恐る聞いた。


「ああ。トーリが目を開いた途端、お前のドアップだったから未来では大ウケだったぞ」


「そんな~」


あれが他の人にも見られていたなんて。


穴があったら入ってしまいたい程恥ずかしかった。


「お前は仲間だと思って呼んだんだ」


「仲間?」


「お前トーリのことが好きなんだろう」