「大学続けなくても良かったんじゃないか?どうせあと1ヶ月しか通えないんだし」


とタイリンが言った。


「そうだけど・・・。もうみんなと勉強するなんて今しか出来ないし」


「それはそうだな」


ヒューマノイドは知的レベルを最高まで引き上げている為、未来では勉強する必要がないそうだ。




講義が終わって帰ろうとすると、


「今日エコー見るのに病院寄ってくから先に帰ってて。あと妊娠線予防クリームも買ってこなきゃ」


と美姫に言われた。


「だってさ。めぐむ帰るぞ」


タイリンにポンと背中を叩かれた。


「えっ、タイリン美姫と帰らなくていいの?」


「ああ。お前と話したいこともあるしな」