「♪~♪~」

可愛い。鼻歌歌ってるし
リビングで調理している優空をじっくり観察する俺。
もう自分でも分かるぐらいに優空愛が重症になってきた

「・・・せっ先輩。あんまり見ないで下さい」

「ぁ。ごめん・・・なんか」

言葉をにごしていると優空が皿を2つ持ってこっちへ来た

「もう出来たのか?」

「ぁ・・・はい。先輩の家の冷蔵庫にあるものでやったので美味しいかは・・・」

「うめぇ」

優空の言葉を最後まで聞かずに俺は料理を食べ感想を口に出していた
うわっ。なんかカッコ悪い

「豆腐・・・どうでした?好きでしたか?」

「ああ。アリガト」

冷蔵庫のあまり物で作ったという豆腐ハンバーグ
俺の家族は全員豆腐が好きで常に家にある状態だ
ソレをハンバーグにするなんて俺の家族が見たら度肝を抜くだろう