「優空。色々泣かせてゴメン、不安にさせてゴメン」

「先輩・・・苦しかったです。アタシ・・・キャッ」

言葉を遮るように先輩は私をギュッと抱きしめてくれた
久しぶりの先輩の匂い・・・

「先輩っ・・・」

「泣くなって。」

先輩の温かい体温が嬉しくって。
戻ってきたんだって思った

「・・・アタシの事好きですよね?別れるなんて言わないで下さい」

「言ってねぇっつーの。オマエの事は大好きだ」

その素直な言葉でアタシの顔は真っ赤になった

「赤くなってる~。オマエは?俺の事好きか?」

抱きしめらたまま先輩と向き合う
そんなの聞かれても決まってるじゃん。

「大好きです。愛してます!!」

そしてお互い微笑み合うとやさしく唇を重ねた
その優しい唇の熱が先輩の元へまた戻ってきたと実感したのだった