ピピピピピ―
時計の音が鳴り響く。
〈現在の時刻6時15分〉
私はぐーっと背伸びをして
カーテンいきよいよく開けた。
「はぁーっ!今日もいい天気だ。」
爽快な青空を見て私は窓を開けようとした。
おーっと待った待った
安全確認をしないとな!!
私は外を見回した。
前方に敵を確認
今日も呑気に花に水やりをしている様子
「奴に関わると厄介だからなぁ」
私はボソっと呟いた
その厄介な相手と言うのが
そこの庭で花に水をやっている敵のこと。
奴の名前は白石冬馬
幼馴染みでおまけに同じ学校に通っている。
学校では「王子」と皆が呼んでいる。
まあ容姿はそこそこ良い部類に入るのだろう。
なぜかは知らないが私はコイツに
好かれている
全くはた迷惑な話だ…。