「そちらの“門番殿”の推測が正解だ。」 「え?・・・は?」 顔をひきつらせたガルンに、トールはにやりと笑って見せた。 「ご推察の通り、俺が魔族だってことさ。」 ガルンとルーは今度こそ文字通り凍りついた。 “紅旗の使者”が魔族ならば、その答えはひとつ。